α-グルコシダーゼ阻害活性評価試験

α-グルコシダーゼ阻害活性評価試験

α‐グルコシダーゼとは

食べ物に含まれる糖質は分解酵素によって多糖類から単糖類へと分解されて、腸壁から吸収されます。その分解の過程の最後に二糖類を単糖へと分解する働きをするのがα-グルコシダーゼという酵素です。α-グルコシダーゼの画像

α‐グルコシダーゼを阻害する意義

α‐グルコシダーゼを阻害すると、二糖類は単糖類へ分解されません。また、小腸では、大きい分子はあまり吸収されません。したがって、単糖へと分解されるのを防ぐ事で小腸からの糖の吸収を抑制する事ができます。小腸から糖の吸収を抑制する画像

試験概要

評価試験概要の画像
α‐グルコシダーゼは糖質を分解する酵素であるため、阻害効果の知られている物質等と比較したり、添加の有無によるα‐グルコシダーゼ活性への影響を調べる事によって、糖質の吸収抑制効果が評価できます。この試験を利用し、化粧品や化粧品原料、化粧品原料となりうる素材(植物、酵母などの微生物、海産物など)のスリミング効果を予測することができ、機能性の一端を明らかとすることが可能となります。

測定例

* サンプル:当社製造エキスA
阻害活性は濃度依存的に高くなり、366.00 mg/mL以上の濃度で顕著なα-グルコシダーゼ阻害活性を示しました。測定例の画像α-グルコシダーゼ阻害活性評価試験の画像



試験メニューその他の試験に戻る