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色素沈着・シミくすみ定着メカニズム

~チロシナーゼ・メラノサイト刺激・メラニン滞留遺伝子の働き~

色素沈着・シミくすみ定着メカニズム

チロシナーゼ・メラノサイト刺激・メラニン滞留遺伝子の働き


メラニンの過剰合成と色素沈着のメカニズム-美白関連の研究開発、商品設計にお役立て下さい

色素細胞(メラノサイト)でチロシナーゼと呼ばれる酵素の活性が高まり、過剰に生成されるメラニンが表皮細胞に貯留してしまうことがシミやくすみの一因です。シミやくすみに至るルートは現在、複数知られています。
● 紫外線などによって活性酸素種(Reactive Oxygen Species, ROS)が発生します。
● ROSは表皮細胞の様々な"遺伝子スイッチ"を入れ、エンドセリン-1(EDN-1幹細胞増殖因子(SCFα-メラノサイト刺激ホルモン(αMSHシクロオキシゲナーゼ-2(COX2インターロイキン-1α(IL-1αマクロファージ遊走阻止因子(MIFというタンパク質の産生が促進されます。
● EDN-1SCFαMSHは表皮細胞から分泌され、それぞれEPBR、C-KIT、メラノコルチン1受容体(MC1Rというレセプターを介してメラノサイトに信号を伝達、メラノサイトのチロシナーゼ活性を高めます。
● COX2は表皮細胞内でプロスタグランジンE2(PGE-2)を生成します。PGE-2も表皮細胞から分泌され、EP-Rというレセプターを介してメラノサイトのチロシナーゼ活性を高めます。
● IL-1αは、EDN-1SCF産生を高める事を通じてチロシナーゼ活性を高めます。
● MIFは表皮細胞のSCF産生を促進すると同時にプロテアーゼ受容体(PAR-2生成も高めます。メラノサイトで過剰生産されるメラニンは、表皮細胞上のPAR-2を介して表皮細胞に移行し、蓄積してしまいます。




色素細胞(メラノサイト)で働く遺伝子

チロシナーゼ(Tyrosinase:Tyr)
メラニン産生に必須の酵素。紫外線などの影響で活性化し、色素細胞中でチロシンというアミノ酸から段階を経てメラニンになる際に作用します。シミなど色素沈着のある肌で活性化しています。

Mc1r(Melanocortin 1 receptor:メラノコルチン1受容体)
色素細胞刺激ホルモンであるαMSH(α-Melanocyte-stimulating hormone:α-メラノサイト刺激ホルモン)の受容体。紫外線などの刺激により表皮細胞から過剰にαMSHが分泌され、色素細胞表面にあるMc1rと結合することでメラニン産生が誘導されます。メラニン産生が過剰に誘導されるとシミの原因となります。

表皮角化細胞(ケラチノサイト)で働く遺伝子

IL-1α(Interleukin-1α:インターロイキン-1α)
表皮細胞から産生される炎症性サイトカイン。産生されたIL-1αは色素細胞を刺激し、メラニン産生を促進します。紫外線などの影響で増加し、シミ形成の原因となります。

COX2(Cyclooxygenase-2:シクロオキシゲナーゼ-2)
炎症性サイトカインであるプロスタグランジンE2(Prostaglandin E2:PGE2)を作るための酵素。紫外線などの影響により表皮細胞でCOX2が増加し、PGE2が過剰に作り出されます。このPGE2が色素細胞を刺激して、メラニン産生を促進します。

エンドセリン-1(Endthelin-1:EDN1)
表皮細胞から産生されるサイトカインの1つ。紫外線などの影響により表皮細胞で作り出されたエンドセリン-1は色素細胞を刺激し、色素細胞内のチロシナーゼを活性化させメラニン産生を促進します。

SCF(Stem cell factor:幹細胞増殖因子)
紫外線などの刺激により表皮細胞から産生され、メラノサイトを活性化させる因子。SCFの刺激を受けた色素細胞はメラニンを合成します。過剰に作り出されるとシミの原因となります。

PAR-2(Protease-activated receptor-2:プロテアーゼ受容体)
メラノサイトから表皮細胞へのメラニンの移行に関わり、表皮細胞内にメラニンを貯留させてしまうタンパク質。紫外線や炎症によって増加し、表皮細胞が過剰にメラニンを抱え込むとシミの原因となります。

MIF(Macrophage migration inhibitory factor:マクロファージ遊走阻止因子)
色素細胞でのメラニン合成促進因子の産生を促進するタンパク質。紫外線などの影響により表皮細胞から分泌され、SCFやPAR-2の産生促進を介してシミ形成を促進します。



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